ウィークエンドシトロン

夫と息子と3人暮らし。生活の記録。

出産レポ

2023年8月1日(火)20:10に第一子を出産した。

3250gの元気な男の子。

産後の経過は母子ともに良好。

何はともあれ、お産の一日を通して印象深い経験をしたので時系列で記録として残しておこうと思う。

 


7:00 朝、布団の中で目が覚めると温かい液体が流れ出る感覚があり、トイレに行くと尿とは違って白く濁っていたので破水だと思い病院に電話。診察して判断するとのことで、夫付き添いで病院へ。


8:00 病院着。診察の結果、やはり破水とのこと。子宮口の開き具合は前回の健診の時と変わらず(1cmくらい?)。陣痛がまだついておらず時間がかかりそうなので、夫、一時帰宅。


8:45 病室の案内やスケジュール、書類の説明を受けたあと、体重測定し、抗生剤のカプセル(破水したら感染予防で飲むやつ)を飲み、採血、体温測定、血圧測定。通常、破水した後24時間以内に陣痛が来ることが多いが、なるべく早く生みたければ促進剤も使えるとのこと。赤ちゃんが苦しくならないうちに産んであげたいと思い、今日は内服の促進剤を使うことに。


9:15 1錠目の促進剤を服用。お腹が張った時の痛みが若干強くなった感じがする。生理痛くらいの痛み。


10:10 促進剤2錠目服用。まだ余裕。


11:10 促進剤3錠目服用。まだ余裕あり。


12:10 昼食を食べ終わる。このくらいからだんだん痛みが強くなってくる。促進剤4錠目服用。


13:10 促進剤5錠目服用。


14:10 促進剤6錠目服用。これでラスト。息を吐いて痛みに耐える。陣痛は3分間隔ぐらい。


15:00 おやつにカステラが出たのでがんばって食べる。


15:30 内診してもらう。子宮口の開きは2〜3cmくらい。


17:00 かなり痛みが強くなってきて歩くのにも一苦労。内診してもらったら子宮口は7〜8cm開いてた。1時間半前は3cmだったのに!?とびっくり。一気に進むときは進むのね。


17:30 短時間の面会のつもりで来た夫が到着。お産が進んできているのでそのまま立ち会いに切り替え。痛くて勝手に声が出る。間隔は2分から2分半くらい?いきみ逃がしが辛い。我慢してもどうしてもいきんでしまう。


18:00 いきむのを我慢できず内診してもらう。子宮口の開きは変わらず7〜8cmなのでもう少し病室で待機することに。夕食が出たが気分が悪くて食べられず、後で夫に食べてもらった。陣痛が来たら夫の手を握りしめて耐える。涙が止まらず夫に拭ってもらう。


18:30 痛みがどんどん強くなる。病室でそのまま内診してもらい、分娩室に移動することに。


19:00 分娩室に入る。陣痛が来たら3〜4回いきみを逃がしてから2回全力でいきむのを繰り返す。ちょっとずつ赤ちゃんが外に出てきているとのこと。途中で赤ちゃんがしんどそうとのことで酸素マスクをつけてもらった。生まれる直前は赤ちゃんの頭を触らせてもらった。髪の毛が生えていた。最終局面で会陰切開してもらう。噂に聞いていた通り、切開の痛みはほとんどない。必死過ぎて切られた感覚もなかった。頭が出てきて肩が出てくるときが一番痛くてしんどい。


20:10 無事に誕生。元気に産声を上げてて安心。胸にシートを敷いて抱っこさせてもらう。可愛すぎる。体重は3250g、身長は51cm。へその緒が80cmあり、平均より20cm長く、2回首に巻いたうえたすき掛けになって生まれてきたらしい。そのまま胎盤を出したり会陰の傷を縫う処置をしてもらう。赤ちゃんはその間も元気に動いていた。


21:30 1時間超その場で様子を見た後、問題なかったので車椅子で病室に戻る。少しの間家族3人で病室で過ごす。


21:45 夫帰宅。分娩後に夫に買ってきてもらったファミチキとおにぎりを食べる。

息子はナースステーションで預かってもらうことに。翌日から母子同室とのこと。

 

23:00 自力でトイレに行けることを確認。よちよち歩きでしか進めなかったがなんとか歩行はできるので自由に歩いていいと許可が出る。

就寝しようとするが、出産ハイで気持ちが昂ってしまってなかなか寝付けなかった。

 

 

【雑感】

・破水始まりだったのが結構怖かった。動いた拍子にちょっとずつ羊水が漏れ出すので、「このままだと子が危ないのでは?」という不安がある。助産師さんも少しずつの破水なら子宮内の破水にはまだたっぷり余裕があるので大丈夫とは言ってくれたけど、不安は不安。

 

・37週の血液検査で血小板の数値が基準より低くて引っ掛かり、38週で総合病院に転院になってからの今回のお産だったので色々と不安が大きかった。でも転院先のほうが面会や立ち会いの制限が緩かったり、もとの病院に劣らずご飯が美味しかったり部屋も綺麗だったので結果的には良かったかなと思う。出産翌日の血液検査でも血小板の数値は正常に戻っていたので、妊娠による一過性の変動だったらしい。ただ次の妊娠でもそうなる可能性は通常より高いので、2人目は大きめの病院で産むことを勧められた。

 

・覚悟はしてたけど陣痛はまあー痛かった。あんなにボロボロ泣くことになるとは思わなかったし、持っていったゼリー飲料を飲む余裕もないとは。夕食も食べられなかったけど、本当はもっとカロリー取ったほうが体力的に良かったんだろうなあ。診察室や分娩室に移動するときに途中で波が来て、手すりに掴まったままうずくまって動けなくなることも何度か。

 それでも生まれてきた赤ちゃんの顔見たら全部忘れて「2人目も普通分娩でいいや!」って思っちゃうんだよなあ。不思議。陣痛の真っ只中は「次は絶対無痛分娩にする!」って思ってたのにね。

 

・分娩台に上がってからは戦場だった。陣痛の波が来るたびに2,3回いきみ逃がしをしてから2回いきむのを繰り返す。いきむときはもう必死。夫曰く首元に見たことない血管が浮いてたらしい。分娩室に入って1時間位で生まれた。1時間の間我ながらよくやったなと思う。

 

・生まれた直後、分娩台の横でおむつを履かされ色々と処理をしてもらっている我が子。動いてる。泣いてる。生きてる。こんなのがお腹の中に入ってたんだなあ。この小さい足でお腹を蹴ってたんだなあとしみじみと感動した。赤ちゃんは思ってたより大きく、生まれるときも担当してくれた産科の先生が「この子大きくないか?」と言っていた。後日市の訪問で家に来てくれた助産師さんにも「赤ちゃんの出生体重からしてがっちりした人だと思ったら意外と小柄だった」と言われた。

 

・立ち会ってくれた夫には感謝しかない。陣痛中から分娩までずっと、手を握ったり頭を撫でたりうちわで扇いだりしてくれていたのが心強かった。コロナ禍で一人で陣痛に耐え出産に臨んだお母さんたちは本当に強いと思う。

 

 

間違いなくこれまでの人生の中で一二を争うくらい記憶に残る一日だった。これからも何度もこの日のことを思い出すんだと思う。とりあえず育児頑張るぞ。