ウィークエンドシトロン

夫と息子と3人暮らし。生活の記録。

妊活について

妊活について、今日までのことを記録しておこうと思う。

 

5月に結婚式を終えて、ある程度時間が経って落ち着いた9月頃、妊活を始めた。

それまでPMS軽減のために飲んでいた低用量ピルの服用を一旦やめ、アプリを使って自己流で排卵日を予測して、極力身体を冷やさないように気を付けた。いつ妊娠できているか分からないので、排卵日から生理が来るまでの期間はお酒やカフェインを控えるようにした。

妊活を始めてから1回目の生理が来た。さすがにそんなにすぐには授からないだろうと思っていたので、ちょっとがっかりはしたがそこまでは何も思わなかった。10月、2回目の生理が来た。もし不妊体質だったらどうしようと不安になってちょっとだけ泣いた。生理中は排卵日以降控えていた分、パーッとお酒を飲むことにした。

妊活を始めてから3回目の生理予定日、そこから2,3日経っても生理が来ないので、「これはもしかして…?」と思い始めた。1週間過ぎても来なかったら検査してみることにして待つも、やはり来ない。薬局で妊娠検査薬を購入、家のトイレで検査したら言われなきゃ分からないぐらい薄い線が見える。微妙過ぎてもやもやした気持ちのままとりあえず用事で外出し、帰ってきてもう一度見てみると髪の毛ぐらいの細さながらはっきりとした赤紫色の線が入っている。「これはほぼ確実なのでは?」と思いながらも、念のため2,3日後にもう一度別のメーカーの検査薬を使ってみると、検査をしてすぐに陽性の線が現れた。この時は夫と抱き合って喜んだ。

最終月経開始日から週数を割り出し、赤ちゃんの心拍が確認できる頃とネットで調べた第6週の始め頃を待って、近所の産婦人科に行った。膣内エコー検査をしてもらったところ、妊娠の袋(胎嚢?)らしきものは見えるけれど、小さすぎて確定とは言えないとのことだった。とりあえずエコー写真を貰った。胎嚢らしきものは2.8mmの大きさだった。1週間後にもう一度検査して、しっかり成長しているようなら大丈夫ということだった。1週間後まで、赤ちゃんがちゃんと大きくなっているかの不安と戦いながら1週間過ごすのか、とちょっと気が重くなった。この日は夫と近所のショッピングモールでメダルゲームをして中華を食べて、翌日も一日中家でだらだら過ごした。

1週間、普通に仕事と家事をして過ごした。当然職場には何も言っていないので、高いところのものを取ったり重いものを持ったりする場面でも「代わってください」とは言えず、お腹の赤ちゃんに悪影響があるのではと不安になりながら動くこともあった。家でも、妊娠したというはっきりとした確証がないのに身体に負担のかかる家事を夫に代わってもらったりするのにどこか罪悪感があった。「赤ちゃんが育っていなかったら、いなくなってしまっていたらどうしよう」と不安を漏らす私を、夫は「大丈夫大丈夫」と宥めてくれた。

前回の受診から1週間が経過した12月17日土曜日、もう一度病院に行った。朝一でエコー検査をしてもらったら、胎嚢はしっかりと大きくなっていた。前回が2.8mmだったのが、今回は12.5mm。ネットで調べた情報では、胎嚢は1日に0.9~1mm大きくなるとのことだったので、それよりも速いスピードで成長したことになる。私が心配するのを見かねて、頑張って速く大きくなってくれたのかな、とかいうことを思った。最終月経開始日から計算すると今は第7週で、それにしてはまだ心拍が確認できなかったりと妊娠の進みが遅いのだけれど、排卵日が思っていたよりも遅くずれが生じることもあるそうで、それについてはそこまで心配しなくてよさそう。年内にもう一度検査して、そこで心拍が確認できるんじゃないかという話だった。

診察室を出て、一緒に来ていた夫にひとまずの結果を報告した。この1週間赤ちゃんの成長がひたすらに心配だったので、二人でほっとした。

家に帰って、自分の母親に電話した。以前実家に帰った時に「もしかしたら妊娠しているかもしれない」という話を母にだけしていたので、母には報告しておこうと思った。母は「おめでとう。大事な時期だから身体には気を付けて」と言ってくれた。

この日は昼から夫と出掛けて、帰りにお祝いのケーキを買って帰った。

 

今、自分の中に小さな命があって、今は1センチちょっとの命があと8か月もしないうちに人間の形になって体の外に出てくるのだと思うと、生命の神秘だなあと思う。

今はただ、この小さな命が私たち夫婦のもとに来てくれたことがとても嬉しい。この子が順調に大きくなって、何事もなく元気に育ってくれることを祈るばかりだ。